応用情報技術者の取得者が持つ広範なスキル

「応用情報技術者」取得者に求められるスキルとは何でしょうか。

まず、情報という視点から経営に参加することです。
1.自社の経営方針を理解した上で、経営・情報戦略の策定に必要な業界動向や他社事例を調査・収集できることです。
これには、自社を取り巻く世界・日本・業界についての知識が必要です。
2.自社の会計情報等に基づき、経営・情報戦略の良かった点・悪かった点を分析できることです。
これには、財務会計についての知識が必要です。
3.情報収集と分析に基づき改善策を立案し、提案書を作成できることです。
これにはドキュメント作成能力が求められます。

次に、システムの開発・運用時に、担当業務を確実にやり遂げられる能力です。
1.システムを実現する情報技術を調査・選定できることです。
これには、情報技術に関する広範な知識とともに、システムに求められる要件を的確に理解する能力が必要です。
2.運用管理等のチームで、担当するシステムを安定して稼働させられることです。
これには、担当分野の専門知識はもとより、協調性とコミュニケーション能力も求められます。
3.プロジェクトマネージャの下で、予算・進捗・品質等の管理ができることです。
マネジメント的な業務を行うスキルが求められます。
4.システム開発・運用等で発生した問題を、自力で解決できることです。
これには、技術的な知識とともに、問題点を分析し解決策を導き出す、問題解決能力が求められます。

以上のように、応用情報技術者には、情報システムを、より広い視点から見て、管理・改善する能力が求められます。